2月例会報告『地方創生~新幹線整備による経済的発展~』

こんにちは!島津組不動産事業部部長の大江です!

 今回は、私が所属する鳥取県西部中小企業青年中央会が主催した2月例会のご報告です。先日、ANAクラウンプラザホテル米子にて開催され、多くの会員が集まりました。



 今回のテーマは『地方創生~新幹線整備による経済的発展~』と題して3部構成にて行いました。

1部では京都大学教授でメディアにも多く出演されている藤井聡先生に、歴史を振り返りながら新幹線整備の重要性についてお話しいただきました。明治時代に人口が多かった都市と現在の大都市を比較すると、新幹線が整備された都市は発展し、整備されなかった都市は衰退していることが明確です。



実は、かつて田中角栄氏の列島改造構想の中で、山陰地方にも新幹線を通す計画があったとのこと。しかし、実現には至らず、今日に至るまで新幹線の恩恵を受けることができていません。

藤井先生によると、もし伯備新幹線が開通すれば、岡山から米子までの所要時間はわずか33分という試算が出ています。この新幹線の整備には1.27兆円の投資が必要ですが、その経済効果は非常に大きく、鳥取県内だけでも累積GDP2.97兆円増加し、人口も8.5万人増える見込みがあるとのことです。

私自身、富山県で15歳まで過ごしましたが、北陸新幹線が開通して以降、故郷が大きく発展している様子を目の当たりにしてきました。毎年帰省するたびに、まちの活気が増しているのを実感しています。



 

2部では衆議院議員の赤沢先生による、地方創生の視点から今後の取り組みについてビデオメッセージをいただきました。新幹線整備だけでなく、地域活性化のために必要な施策や、地方における持続可能な発展のためのポイントについてお話しいただきました。



 

3部のパネルディスカッションでは、会員から活発な意見や質問が飛び交い、非常に充実した議論となりました。藤井先生も「伯備新幹線の実現には、まず地域全体が機運を高め、行政に対して積極的に声を上げていくことが不可欠」と強調されていました。


今回の例会を通じて、改めて新幹線整備の重要性を実感しました。

鳥取県の発展のためには、新幹線だけでなく、高規格道路(山陰の字ルート)などの交通インフラ整備が不可欠ということを改めて実感しました。実現まで数年単位ではなく、数十年単位の長期的な計画になりますが、私たち青年が中心となり、次世代のために声を上げ続けていくことが重要であると会員一丸となりました。


この度はとても印象に残った例会であったため、ブログに長々と書き失礼致しました!

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